はじめに
アプリを作成する際にグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)として、ウィンドウを表示させて、そこでボタン操作などを行って機能を活用できるようにするのが一般的です。Pythonには、GUIを作成するためのツールキットのtkinterがあります。tkinterは標準のライブラリとなっており、インストールは不要になっています。tkinterでウィンドウ表示できる項目にラベル、テキストボックス、ボタンなどがあります。さらにtkinter.ttkには表やテーブルを表示することができるttk.Treeviewがあります。さらに、sqliteなどのデータベースの内容を表示する際にこの機能が有効な方法になります。
本記事ではtkinterを用いたGUI製作として、ttk.Treeviewによる表・テーブルを表示する方法を簡単に紹介します。
1. ttk.Treeviewによる表・テーブルの表示の例
本記事では、以下のような表を作成します。月の名前を3パターン表示するものになっています。
2. ttk.Treeviewによる表・テーブルの表示の方法
本記事では細かい説明は省略させていただきます。その代わり以下のコード例にコメントとして記述方法を記載させていただきます。
上記の内容を表示すると以下のようなツリービューが表示されます。
オススメ書籍
Pythonによるあたらしいデータ分析の教科書
Python3エンジニア認定データ分析試験の教科書にもなっている書籍で、データ分析に必要なPythonの基礎手法を身に付けることができます。具体的には、numpyとpandasを用いたデータの前処理、matplotlibを用いたデータのグラフ化、scikit-learnを用いた機械学習の基礎記述方法を身に付けることができます。これ一つで基礎はバッチリで、実務でも十分活用できると思います。個人的には見やすい書籍でした。
データサイエンス教本 Pythonで学ぶ統計分析・パターン認識・深層学習・信号処理・時系列データ分析
こちらの書籍は初心者から少し記述できるようになった人、かつ数学的な理論と一緒にPythonの記述方法を理解したい方にオススメです。統計分析、パターン認識、深層学習、信号処理、時系列データといった幅広く実務で使用する手法を学びたい方にもオススメです。
東京大学のデータサイエンティスト育成講座 ~Pythonで手を動かして学ぶデ―タ分析~
こちらの基礎を抑えながら実務で必要なPython記述法を学べる書籍です。基礎を一つ一つ抑えるというよりも実務で活用できるように必要な知識を身に付けられると感じました。これ一冊あれば十分かなと思いました。
スキル修得&転職
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おわりに
ttk.Treeviewによる表・テーブルを表示する方法を簡単に紹介しました。この表示する方法とデータベースと組み合わせると簡単にデータを入力したり、データを閲覧できたりすることができ、とても有用です。本記事では基本的な内容を記述しましたので、上記の内容に倣って記述することで大抵は事足ります。より詳しく知りたい方はご自身で調査してみてください。