Pythonによるデータ分析・機械学習ブログ

Pythonによるデータの前処理・グラフ化、機械学習、統計解析、画像処理、Webスクレイピング、自然言語処理の基礎について紹介していきます。

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【第4回】Tkinterを用いたGUI作成:ttkによるスタイル設定

はじめに

 アプリを作成する際にグラフィカルユーザーインターフェースGUI)として、ウィンドウを表示させて、そこでボタン操作などを行って機能を活用できるようにするのが一般的です。Pythonには、GUIを作成するためのツールキットのtkinterがあります。tkinterは標準のライブラリとなっており、インストールは不要になっています。tkinterでウィンドウ表示できる項目にラベル、テキストボックス、ボタンなどがあります。

 本記事では、tkinterを用いたGUI製作として、ttkによるスタイル設定について紹介します。

SAMURAI TERAKOYA

 

1. tkinter.ttkとは

tkinter.ttk モジュールは Tk 8.5 で導入された 機能です。ttkモジュールを用いるとスタイルがオシャレで現代的なデザインになります。言葉よりも視覚的に確認したほうが良いと思うので、早速ウィンドウを開いて確認していきましょう。

 

2. tkinterでのウィジェット

tkinterでのウィジェットの表示方法などは以下の記事をご覧ください。

chantastu.hatenablog.com

 

3. tkinterとttkのスタイル比較

通常のtkinterのスタイルとttkのスタイルを比較して見てみましょう。grid()でレイアウト配置を指定し、左側にtkinterの通常スタイル、右側にttkスタイルでウィジェットを表示させます。

画面表示は以下のようになります。デザインがオシャレになっているのがわかると思います。デザインをオシャレにしたい場合は可能な限りttkモジュールを使用したほうが良いですね。

 

オススメ書籍

Pythonによるあたらしいデータ分析の教科書

Python3エンジニア認定データ分析試験の教科書にもなっている書籍で、データ分析に必要なPythonの基礎手法を身に付けることができます。具体的には、numpyとpandasを用いたデータの前処理、matplotlibを用いたデータのグラフ化、scikit-learnを用いた機械学習の基礎記述方法を身に付けることができます。これ一つで基礎はバッチリで、実務でも十分活用できると思います。個人的には見やすい書籍でした。

データサイエンス教本 Pythonで学ぶ統計分析・パターン認識・深層学習・信号処理・時系列データ分析

こちらの書籍は初心者から少し記述できるようになった人、かつ数学的な理論と一緒にPythonの記述方法を理解したい方にオススメです。統計分析、パターン認識、深層学習、信号処理、時系列データといった幅広く実務で使用する手法を学びたい方にもオススメです。

東京大学のデータサイエンティスト育成講座 ~Pythonで手を動かして学ぶデ―タ分析~

こちらの基礎を抑えながら実務で必要なPython記述法を学べる書籍です。基礎を一つ一つ抑えるというよりも実務で活用できるように必要な知識を身に付けられると感じました。これ一冊あれば十分かなと思いました。

 

スキル修得&転職

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おわりに

本記事では、tkinterを用いたGUI製作として、ttkによるスタイル設定について紹介しました。Pythonでアプリを作っていくと最終的にデザインにもこだわりたくなる時がきます。その際にtkinter.ttkモジュールを用いてオシャレなデザインでユーザーインターフェースを作成していきましょう!