Pythonによるデータ分析・機械学習ブログ

Pythonによるデータの前処理・グラフ化、機械学習、統計解析、画像処理、Webスクレイピング、自然言語処理の基礎について紹介していきます。

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【第2回】Tkinterを用いたGUI作成:ウィジェットの配置調整

はじめに

 アプリを作成する際にグラフィカルユーザーインターフェースGUI)として、ウィンドウを表示させて、そこでボタン操作などを行って機能を活用できるようにするのが一般的です。Pythonには、GUIを作成するためのツールキットのtkinterがあります。tkinterは標準のライブラリとなっており、インストールは不要になっています。tkinterでウィンドウ表示できる項目にラベル、テキストボックス、ボタンなどがあります。

 本記事では、tkinterを用いたGUI製作として、ウィジェット配置の方法について紹介します。

SAMURAI TERAKOYA

 

1. placeで座標指定して配置

ウィジェット配置の方法の一つにplaceによる座標指定の方法があります。ウィンドウの左上を(0,0)として横方向をX方向、縦方向をY方向として、x=***, y=***を指定してウィジェットの配置を行います。

以下に例を示します。ラベルやボタンをXY座標を指定して配置しています。

画面表示はこのようになります。

 

2. gridでセル番号を指定して配置

ウィジェット配置の方法の一つにgridでセル番号指定の方法があります。以下の図のようにウィンドウを表のようにセルで分割し、行番号(row)、列番号(column)の番号を指定してウィジェットの配置を行います。

 

以下に例を示します。以下では4行2列にセルを分割して、各ウィジェットを配置しています。padx、padyはセルの外側の間隔を指定しています。padx、padyの値を大きくするとウィジェット同時の間隔が広がります。

画面表示はこのようになります。

 

また、grid()の引数にrowspan・columnspanを指定することで、N行分のセルに対して配置・N列分のセルに対して配置するかを設定できます。以下の例では、テキストボックスを2行分のセルを使って配置し、チェックボックスを2列分のセルを使って配置します。

表示結果は以下の様になります。

 

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おわりに

tkinterを用いたGUI製作として、ウィジェット配置の方法について紹介しました。ウィジェット・オブジェクトを配置するのはGUI製作の基本となりますので、ぜひ覚えましょう。