Pythonによるデータ分析・機械学習ブログ

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【Python】ディスクの使用率や空き容量を確認

はじめに

 Pythonを用いてプログラムを作成し、そのプログラムをサーバーやエッジデバイスなどで動作させるケースがあると思います。そのプログラムがローカルディスクやマウントした共有フォルダにcsv, json形式など何かしらのデータをファイルを書き出すことがある場合、安定的なシステム運用のためにディスクフルにならないように監視をしておく必要があります。

 そこで、本記事ではPythonでディスクの使用率や空き容量を確認する方法を簡単に紹介します。

ハードウェアの様々な情報を取得したい場合には、以下の記事内容をご覧ください。

chantastu.hatenablog.com

1. 必要なPythonライブラリのインストール

ディスクの容量情報を取得するために、psutilをインストールします。

 

2. ディスク容量情報の取得

 それでは、ディスクを指定して容量情報を取得したいと思います。下記のプログラムを実行することで、ディスクの容量情報とdisk_data.persentでディスク使用率を取得することができます。

 上記プログラムを実行した結果が以下です。ディスクの容量情報とディスクの使用率を取得することができました。ディスクの容量情報disk_dataの中には、容量を示すtotal、使用容量を示すused、空き容量を示すfree、使用率を示すpercentがあります。ここでの容量の単位はB(バイト)です。使用率の情報はここから取得しています。

 

3. 使用容量、空き容量の表示内容を変更

 上記に示した通り、ディスクの容量情報を取得できるようになりましたが、場合によっては使用容量、空き容量にも着目したい時もあると思います。しかしながら、269427478528、12889841664、242776965120のように桁数が大きくどのくらいの容量かは瞬時に理解するのが難しいと思います。

 そこで、桁数に応じてKB、MB、GBの表示に変換したいと思います。それを実現したプログラムが下記です。

 実行結果を下記に示します。ご覧の通り桁数に応じて表示内容が変わってわかりやすくなったかと思います。

 

おわりに

 本記事ではPythonでディスクの使用率や空き容量を確認する方法を簡単に紹介しました。システムを安定的に運用させていく際にはディスクフルになることは避けたいので、ぜひ本内容が役に立てば幸いです。